【人との繋がりを持っていない漫画家が交流会でお客さんを見つける話】第十話(一章最終回)
【人との繋がりを持っていない漫画家が交流会でお客さんを見つける話】第九話
お客さんを紹介される人になる!
ようやく交流会が苦じゃなくなって、
参加者の話もちゃんと聞くことができたし、
知り合いを紹介することもできた。
交流会で異業種の人と名刺交換をするたびに、
自分のコレクションが増えていくようでワクワクした。
異業種交流会って、こうやって活用すればいいんだ!
わかってくると楽しくなって、積極的に参加するようになった。
交流会に参加するたびに知り合いが増えていって、
飲食関係、不動産関係、集客系、採用系…と
どんどん幅が広がった。
自分のことばっかり考えていた頃は、
自分に関係ないと思って流してしまっていたような人ばっかり。
だけどこの人たちと繋がっているってことで、
紹介を出せると自信を持てるようになった。
ある時、自分が紹介をして繋いだ人と交流会で再開した。
「この間は、素敵な方をご紹介いただいてありがとうございます!」
うまくいくかな…とドキドキしていたから、
笑顔での報告を聞いてホッとした。
「ご紹介していただいた方が私のクライアントさんにピッタリで、
とても喜んでもらえました。
おかげでまたお仕事頼まれちゃいました!」
自分の紹介が交流会にいた人にだけじゃなくて、
繋いだ人やお客さんの役にも立っていたことにビックリした。
人の縁ってすごいなぁ。
紹介を繋いだ人は自分に興味を持ってくれていた。
「ところで、あなたはどんなお仕事をされてるんでしたっけ?」
そこで自分は、シンプルなキャッチコピーを付けた名刺を渡した。
「漫画を使ってあなたを売りに行きます」
もうすでに紹介をきっかけに売れたって実績もあってか、
相手は自分の言葉を信じて、目を輝かせて話を聞いてくれた。
「ぜひお願いしたいです!」
「私のお客さんにも紹介しますね!」
あんなに売ろう売ろうとしていた時はまったく売れなかったのに、
相手の欲求を聞いて自分から役に立つことをしただけで、
本当に交流会でお客さんを見つけることができた。
その日の交流会終わり、
やり方を教えてくれた先輩経営者にお礼をしに行った。
お客さんと繋がれた話をしたら
「よかったね!」と自分のことのように喜んでくれた。
お客さんを見つけるためには、
交流会で人に会うことが一つの突破口になることを教えてくれた先輩。
今度は自分が、先輩の役に立てるようになりたい。
先輩の役に立てるものを探しに、そして自分もキーマンに出会うために、
今後も交流会に参加していこうと思う。
おわり
交流会で紹介されやすくなるカードを作りました!
くわしくは こちら